名古屋大学豊田講堂

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名古屋大学豊田講堂は、建築主・トヨタ自動車、設計・槇文彦、施工・竹中工務店により1960年に建設され、名古屋大学に寄付された建物です。斬新なデザインや美しい杉本実型枠化粧打放し仕上げにより、「日本建築学会作品賞」「DOCOMOMO in japan近代建築100」「中部建築賞」等数々の賞を受け、文化財的な価値が極めて高い戦後モダニズム建築の代表作品として評価され、大学のシンボルとして大切にされてきました。
建設後約半世紀経過し老朽化した講堂の、機能性・快適性・安全性・耐久性を向上させ、日本の文化遺産として保存継承することを目的として、新築時と同じ事業チーム(トヨタ、槇、竹中)による改修工事が行われ、2008年に完成しました。
外壁改修においては、雨がかり等表面劣化の激しい部分には「杉本実型枠による極薄コンクリート打増工法」が適用されています。その他の劣化が比較的軽微な部分等については、当社の「FMシステム」「SEFシステム」「若返りシステム」「光触媒システム」がそれぞれの工法の特徴を活かして採用されました。
名古屋大学豊田講堂は見事に甦り、2010年度(第20回)BELCA賞(ベストリフォーム部門)を受賞しました。

名古屋大学豊田講堂

著名建築作品として創建時に蘇る仕上げ技術、打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)

劣化した打放しコンクリートから新築時のような重厚感を取り戻し、さらに躯体劣化の原因となる中性化やひび割れ、美観を著しく低下させる汚染物の付着やカビの発生などを抑える機能を持った「打放しコンクリート 若返りシステム」(吉田工法)をメインとした複合リニューアル技術です。

SEFシステム|打放し(打ち放し)コンクリート