昭和の偉大な政治家尾崎行雄の偉業を称えて1960年憲政記念館が建てられました。
同記念館は設計競技によって海老原建築設計事務所(千代田区永田町1-1)が選定採用されました。
皇居のお濠と国会議事堂にはさまれたすばらしい景観と和風建築を連想させる平屋建の打放しコンクリート建築です。
その後、簡易な補修工事は行われていましたが、築後51年経過1997年3月躯体打放しコンクリートを始めとして各部位に劣化損傷が顕在化し屋根や外周壁など、全体の改修工事をしました。柱、梁やパラペットなど本実打放しコンクリート躯体の補修強化、意匠性の回復を重点に打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)のご採用を頂き見事に復元完成されました。