兵庫県芦屋市業平市民センターが1964年(昭和39年)から1976年(昭和51年)にかけて本館、ルナホール及び別館が建築されました。坂倉建築研究所によって設計された本実打放しコンクリート建築です。
蔦の絡まる外壁に歴史を刻み込んだ由緒ある建物として芦屋市民に親しまれて来ました。本館、ルナホール、別館は、夫夫築後35年から47年あまりに達し打放しコンクリート表面の劣化損傷が各部位に発生し、今回、本格的な改修工事が行われました。
改修設計にあたり設計は板倉研究所によるもので補修、補強後、建設当時の本実やバラ板型枠からなる打放しコンクリートの意匠性の復元を重視し、打放しコンクリート若返りシステム(吉田工法)のご採用を頂きました。
2010年3月(平成22年)往年の芦屋市民センターの打放しコンクリートは、復元と回復を果し無事完了しました。