最適な改修方法とは:打放し(打ち放し)コンクリートの基礎知識

最適な改修方法とは|打放し(打ち放し)コンクリート

最適な改修方法とは|打放し(打ち放し)コンクリート

適切な仕上げが行われなかった打放し(打ち放し)コンクリートの表面は、環境の影響を大きく受け、次第に劣化が進み、様々な症状が発生します。
これらの症状を修整し、メンテナンス後も長きに渡って最小限に抑えることが重要となります。

経年劣化により発生する症状の一例
  • 白華現象
    白華現象
    正式には「エフロレッセンス」と言い、ひび割れなどから浸透した水分とコンクリート中の成分が反応し、表面に流れ出たものを言います。一旦付着したエフロレッセンスは、コンクリート表面に固着し、美観を大きく損ねます。
  • 中性化
    中性化
    コンクリートは元々アルカリ性です。本来であれば、この特長のおかげでコンクリート内の鉄筋は錆びることはありません。
    しかし、酸性雨や空気中の炭酸ガスに触れることで、コンクリート表面は次第に中性化し、ひいては鉄筋が錆びる原因となります。
  • 表面の剥離
    表面の剥離
    中性化が進むなどして錆びた鉄筋は、膨張を始めます。その膨張圧によりコンクリートが破壊され、剥離してしまいます。
最適な改修方法

こうした症状が発生してしまった場合、抜本的な修繕が必要となります。

最適な改修方法

また、打放し(打ち放し)コンクリートの本来の機能、美しさを持続させるためにも、新築時に適切な仕上げ処理を行い、症状が発生する前にファーストメンテナンスを施すことで、効率的で、より効果のある修繕を施すことができます。